肺がんCT検診

肺がんの現状について

日本人の死因の第 1 位は悪性新生物ですが、そのなかで肺がん年間死亡数は 74000 人(2015 年)と最も多く、この状況を改善するために肺がんを早期に発見する努力がなされています。

現在、肺がん検診としては、胸部エックス線検査、または胸部エックス線検査+喀痰細 胞診の組み合わせが広く行われていますが、早期の小さながんまで発見するのはなかなか難しいのが現状です。

そのため、近年ではより小さな病変を検出することができる胸部CT を検診として行う施設が増えてきています。

肺がんCT検診の目的

肺がん CT 検診の目的は、肺がんを早期に発見することです。

すなわち、転移を起こ す前の完治可能な時期に肺がんを見つけ、適切な治療を行うことにより、肺がんで死亡しないようにすることで、

肺がんにならないようにする予防対策とは異なります。

肺がんCT検診の特徴

重なりがない

胸部エックス線(レントゲン)写真では、肺の約 3 分の 1 は近接する臓器(心臓や血管、 横隔膜など)と重なりますので、小さな肺がんを見つけることが困難な場合があります。

しかし、CT は断面像ですから重なりがありません。

解像度が高い

CT は分解能に優れるため、胸部エックス線写真に比べ、より小さな病変やコントラスト
の低い病変も検出することが可能です。

肺がんCT検診の成績

肺がん CT 検診では、従来の胸部エックス線写真による検診と比較して、より小さく、より早い時期の肺がんを発見できることが国内外の研究で報告されています。

CT 検診による肺がん発見率は、胸部エックス線検診に比べて 10 倍程度高く、発見された肺がんは早期の比率が高く、その治療成績も良好であることが知られています。さらに、米国の国立がん研究所(NCI)は、CT検診により検診受診集団の肺がん死亡率が減少するか否かを調べる大規模な臨床試験を、55 歳から74歳の重喫煙者を対象に行いました。その結果、胸部単純エックス線検診群に比べ低線量肺がん CT 検診群の肺が ん死亡率が約 20%減少し、総死亡(肺がん以外の原因も含めた死亡)も 6.7%減少したことが報告されています。

肺がんCT検診の方法

寝台の上にあおむけに寝ていただき位置合わせをしたあと、アナウンスにあわせて、息を吸って数秒間呼吸を止めている間に、肺の全体を細かく撮影(多列ヘリカルスキャン)します。得られたデ ータをコンピュータが計算して、約 1mm ごとの高解像度な体の断面図がつくられます。

肺がんCT検診により期待される利益と不利益

もし肺がんになっていた場合、検診によって早期に病変が発見され、より早期に適切な 治療を受けることができ、その肺がんによって死亡することを回避できる可能性がありま す。また、肺がん以外の呼吸器の病気(肺気腫、肺炎、気管支拡張症、抗酸菌感染症など)や、肺以外の病気(心臓や血管の動脈硬化像、乳がんなど)が発見されることもあります。

一方、検診で異常が見つかったとしても、結果的に肺がんではないこともあり、"異常な影 "のなかには肺がんと非常にまぎらわしいものもあります。肺がんか否か診断するため に、気管支鏡生検、経皮肺針生検、場合によっては全身麻酔下に胸腔鏡生検(病変の 一部を採取してくる検査)などの精密検査や、定期的な経過観察が必要となることがあり ます。また、検診で肺がんが発見されても、それが、将来あなたの生命に影響を及ぼさな いようなゆっくりとしたがんである可能性もないわけではありません。

肺がん CT 検診受診を希望される方は

肺がんCT検診は予約制となっておりますのでふるがきCLINIC受付電話におかけください。

こちらからご相談いただけます。

TEL:092-405-0757

肺CT検査料金 5,000 円(税込)

喫煙者の方へ

「 喫煙指数 = 1日の本数 × 喫煙年数 」

特に喫煙指数 600 以上は高危険群に分類され、非喫煙者と比べ約4.5倍、肺がんのリスクが高まるといわれております。
タバコは嗜好品ではなく、依存性をもった薬物です。禁煙に努めましょう。

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